STORY
ストーリー
歴史/since1934
大川精螺工業の歴史は1934年、創業者の大川儀三郎が東京都港区に小さなねじ加工工場を起こしたことにさかのぼります。安定した品質を生み出す当社の切削加工技術は評判を呼び、ほどなく大手自動車メーカー様のパートナーとして、スタッドボルトなどの製造に着手。さらに飽くなきものづくりへの情熱と探究心によって、厳しいスペックが求められる自動車用重要保安部品の開発・製造にも携わるようになりました。当社の80年を超えるあゆみは、常に挑戦の連続であったといっても過言ではありません。
技術/究極の冷間鍛造
金型の中で常温のまま、圧力によって金属を塑性変形させる冷間鍛造技術。大川精螺工業は、その専用機である「パーツフォーマー」を1964年に国内でいち早く導入し、冷間鍛造のパイオニアとして技術ノウハウを蓄積してきました。そして、切削・研磨工程を極力必要とせず、最大7段階の連続加工によって、安定した品質と優れたコストパフォーマンスを同時に実現する高度な量産技術を確立。1998年には、冷間鍛造で日本初となるブレーキホース継手金具の一体成形技術の開発にも成功しています。
グローバル/大川精螺のDNAを世界に向けて
私たちは1989年のタイ工場設立を皮切りに、自動車産業の未来の姿に先んじてグローバル化を進めてきました。2012年にはメキシコにも進出。日本と同等品質の製品を世界中のお客様にお届けしています。
大川精螺工業が現在、成長戦略として重視しているのは、当社シェアが低い地域での拡販です。その実現のために、現地のニーズに合った良質でコストパフォーマンスの高い製品をタイムリーに提供していく積極的なビジネス展開に取り組んでいます。
未来/自動車分野で培った技術をさまざまな分野へ
精度や強度に優れ、加工スピードも速い冷間鍛造をはじめ、切削加工、ブレージング加工など、私たちの手から生まれる金属加工技術がお役に立てるのは、自動車業界だけではありません。暮らしの安全や安心を追求したい。もっと快適で、便利な世の中にしたい。そう願うさまざまな分野で、大川精螺工業の技術を活用していただくこと、そして高付加価値なものづくりを通じてお客様ビジネスの発展に貢献することをめざし、私たちはこれまで以上にスピード感を持って進化を続けていきます。